位置ゲー、じゃなくてARゲーを考えてみる・・・?

今日は、位置ゲーから少し離れて、ARな話題でうdっていきますよ。

ARってなんぞ?

うdる前にちょっと説明しておくと、AR(Augmented Reality)ってのは日本語で拡張現実なんて言ったりするんだけど、その言葉の通り、現実の映像にCGなどで情報を付加する技術やその合成されたもモノ(環境)のことをいいます。
区別・認識(特徴抽出)のためのマーカーを含む物体をWebカメラなどで取り込んで、リアルタイムにそのマーカーを基準にCGを合成する ARToolKit なんかで一般からも脚光を浴びるようになった気がします。漫画やアニメ・ゲームなどのSF表現として度々使用されていたネタが現実に実現されつつある、という驚きと期待で大きく取り上げられました。
所謂VRVirtual Reality)との違いは、VRがゼロから人工的な現実感を(様々な情報を付加しながら)構築するものであることに対して、ARは現実環境を主体に補助的な情報の付加を行うものである、というところですかね。
古くは戦闘機の照準などに利用されてきたHUDなどもARの一種といえ、最近ではセカイカメラに代表されるエアタグ(空間への意味付け)などに注目が集まっています。(コンシューマ向けビジネスとしては。かな? 一般にはあまり情報ないけど、局所作業や医療における術者への情報提供などは昔から研究が続けられているようです)

ARコンテンツ例

ARToolKitを利用したもの

 マーカー及び特徴抽出による視界物の把握と意味付け
 
 

セカイカメラ

 GPSなどによる位置測定及び姿勢検知及び特徴抽出による視点位置・視角・視界物の把握と意味付け
 

 


(観測範囲が狭くて申し訳ないw)


そういえば、東京オリンピックの誘致でHMDを使用したメインスタジアムのプレゼンなどがありましたが、あれはARだったんですかね? モーションセンサーを使用したVRシステムのようにも見えたんだけど(カメラ付いてたっけ?)。 まあ、あまり区別する意味はないですけどwww

ARはネタっぽい?

ARは、とくに初めて見るとかなり衝撃を受ける動画が出回ったりしてますが、それゆえに物珍しい一発ネタとして利用されたり認識されている部分もあると思います。
まあ、一般利用としては目新しいものだし、ハードウェアやソフトウェア的にもまだ実用には辛いところが多く、出てくるモノがメガデモ的になってしまうのは致し方ないのかもしれません。

と言いつつも果敢にビジネスに取り組んでいるところもありますね

旅行先でセカイカメラを使用すると、その視界内にどのような宿泊施設があって各々サービス状況・予約状況などがどうなっているかが確認できる。って感じのサービスですかね。

さらに同じくセカイカメラ利用ですけど、2009年の大晦日に実際の東京を舞台にするというイベントが企画されています(詳細はまだ未定?)

これは、新城カズマさんの小説「15X24(イチゴーニーヨン)」(全六巻)の5・6巻の発売に合わせたキャンペーンなのだけど、どういったものになるか、参加者はちゃんと楽しめるか・カタルシスを感じることはできるのか。すっごく注目!!!なイベントです。
現在?は、ツイッター上(#15a24タグで)でいろいろネタ出しされているみたいですね。
私自身まだ「15X24(イチゴーニーヨン)」読んでないんですけどwww できれば大晦日までには読んで、この催しに参加したいなー、とか思ってますよ。


というわけで脱出ゲームはどうだろう?

なにが、というわけなのか意味不明だけどw
ARとしては、全方位的なセカイカメラ的なものが、一番「おもしろそう」を持っている(と思う)ので、これを「ナニカ」に利用したいところなんだけど、位置測定→視界情報要求→受信みたいな部分(主に通信?)が重そうなので、限定的にしたら解決するじゃねー!?ってことで。
そんなこんなで、限定空間を利用したAR脱出ゲームとかどうだろう?

まあ単純な話

最近ひそかな(?)ブームになりつつあるリアル脱出ゲームにAR機器を加えることで、よりC/ゲーム的な要素を向上させたらもっと楽しいんじゃない?ってことですよ。
ちなみに、リアル脱出ゲームってのはこういうの。(脱出ゲーム自体がわからなくてもリンク先を読めばある程度わかると思います)


体育館とか倉庫とかを利用し、多少壁の仕切りを加えたりしてゲートを作り、ARな仕掛けとリアルな仕掛けをクリアしながら先に進んでいく脱出ゲーム。
ただしAR要素は、あくまで隠されたヒントやアイテム・フラグの管理などの利用を主にして、リアル脱出ゲームの要素も残しておく感じにしておきたい。
例えば、方向を指し示すアイテムとしてマーカーが付いた石なんかがあってAR機器を通してみるとラピュタよろしく正しい方向に向かって光が指しているとか、犬のようなキャラクターがクンクンしながらプレイヤーたちの少し先を歩き目的地に近づくと尻尾を振るとか。
他にも、現実のテーブルの上には無数のピースが並べられているが、AR機器を通して見ると数枚のピースしか見えない。それらだけを組み合わせることにより正解への道が開かれる、とか。

いや、むしろ、

無機質な打ちっぱなしコンクリートの景色がAR機器を通すと、インディージョーンズよろしくな遺跡の内部のような景色になっていて、ARでしか見えない罠をかいくぐりながら先に進む。みたいなシチューションがあってもいいかも。(リアルな部分も残したいっていうのと矛盾してるかもしれないけど、まあそこはバランスということでw)
イメージとしては、昔、光線銃のアトラクションとかあったけど、あれの未来版みたいな感じですね。(この喩えは全くだめだなwww)
2人1組(カップルとか兄弟とか姉妹とか、はたまた親子とか)で遊ぶアトラクションみたいな。オペレーションのイメージとしては、ガタイの小さい人がAR端末を主に見ながら、もう一人は相手と相談しつつ相手が端末へ没入しすぎて周囲と衝突しない様に注意を払ってる、みたいなセルブスエスコートをお願いしたい。(恋人未満でもベタベタする口実ができるよw)

どうでしょ?